公開日 2022/4/19
勉強や仕事など、日常生活において高いパフォーマンスを発揮するには脳の健康状態が重要です。スキルが高い人でも脳の状態が良くないと良い成果を出すことが出来ません。
そこで今回は脳のパフォーマンスを上げるために気をつけると良い生活習慣を5つ紹介していきます。
実は「脳腸相関」という言葉があるように、脳と腸は密接な関係を持っていてお互いに影響を及ぼし合っています。ストレスを感じてお腹が痛くなったりする人がいると思いますが、あれはストレスによる脳へのダメージが腸へ影響を与えているからなのです。
大腸の中には様々な細菌が住み着いていて、その生態系のことを「腸内フローラ」といいます。この生態系の中には「善玉菌」と呼ばれる消化吸収の補助や、健康維持の影響がある身体に良い影響を持っている細菌と、「悪玉菌」と呼ばれる逆に身体に悪影響を及ぼす細菌の大きく二種類に分かれています。
もし腸内フローラが乱れて悪玉菌が優勢の状態になってしまうと脳へのストレスを増加させるなどの悪影響を及ぼしてしまいます。
これを抑えるためには腸内フローラを整える乳酸菌を摂取すると良いとされています。また食物繊維やオリゴ糖を摂取することで乳酸菌が腸内で働きやすいように環境を整えてくれる作用があります。乳酸菌はヨーグルトやチーズなどの発酵食品、食物繊維とオリゴ糖は野菜、果物、大豆などから摂取することが出来ます。
睡眠不足に陥ると思考力の低下、集中力や注意力の散漫などを引き起こし日常生活に悪影響を及ぼします。
この原因は睡眠不足によって脳に蓄積されていく有害なタンパク質です。十分な睡眠を取ることにより脳の中でこのタンパク質を清掃しようとする働きが見られますが、睡眠不足の状態だと十分に掃除されず蓄積され続けていくため、脳のパフォーマンスが低下してしまいます。
まずは8時間程度の十分な時間を確保して睡眠をするようにしましょう。それでも脳がうまく働かないときは睡眠の質があまり良くありません。睡眠の前に「入浴をする」「スマホやパソコンをいじらない」「食事を取らない」などのことに気をつけてみましょう。
散歩などの軽い運動は身体の健康維持だけでなく脳のパフォーマンスを引き上げる効果があります。理由は主に以下の二つがあります。
散歩をすることによって結構を約10倍促進させられることがわかっています。血行が良くなることによって脳へ供給される酸素や栄養がそれだけ増加するので脳の働きを活発にしてくれます。
散歩をして日光を浴びることによって脳内に「セロトニン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。これには精神を安定させたり、頭の回転をよくしてくれる効果があります。特にストレスに対しての効果があり、ストレスによる脳のダメージを抑えてくれます。
このように散歩をすることによって脳の働きを促進させることが出来ます。散歩は基本的に30分以上することによって効果があると言われています。毎日余裕がある時間に30分以上の散歩を心がけてみましょう。
ストレスを脳が受け続けるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは普段は無害ですがストレスの影響で過剰に分泌されると脳の記憶に関係する「海馬」という器官の神経細胞を破壊して萎縮させてしまいます。
hihglight
詳しいストレス解消方法に関してはこちらの記事で解説しています。
朝にゆっくり出来る時間が無いため朝食を抜いているという人もいると思いますが。朝食を抜くことは午前中の脳の働きに悪影響を及ぼします。
脳はブドウ糖をエネルギーとしていますが、このブドウ糖は体内に貯蓄できないため食事をしないと段々と減ってしまいます。朝起きたときのぼーっとした状態は寝ている間にブドウ糖が消費されて不足してしまった結果引き起こされている物です。朝食を取らないとこのブドウ糖が満足に摂取されないまま脳を働かせてしまうことになるので勉強や仕事をしてもあまり集中出来なくなってしまいます。
おすすめの朝ご飯はお米を食べることです。おこめはゆっくりと消化、吸収されるため血糖値をなだらかに上げて長時間維持してくれます。なのでお米はとても安定して脳にブドウ糖を供給してくれます。
朝ご飯は一日を始めるための大切なスイッチです。脳を働かせるためにちゃんと毎日取ることを心がけましょう。
生活習慣に気をつけて脳を最高の状態にすることでみなさんの仕事や勉強での成果に繋がってきます。今回紹介した生活習慣を是非心がけてみてください!
©cfcmedia.jp All Rights Reserved.