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公開日 2022/4/23

意見出しが苦手な人が他人に流されない確固たる自分の意見を持つために必要なこと

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欧米諸国の人達と比べて日本人はあまり積極的に意見を言わない国民性であることはよく知られています。しかし、周りの「No」と言えず流されているだけだと社会に出てから肝心な場面で自分の意見を出せなくなってしまいます。

そうならないためには何が必要かを今回の記事では紹介していきます。

日本人は周囲の和を乱すことを避ける

よく日本人は自分の意見を言うのが苦手な国民性と言われています。

これは他人の目から見て自分はどう見られているのか、コミュニティの和を乱していないかといった部分を気にするためです。このような集団意識が原因で自分の意見を発信するのが苦手な人が多くなってしまいます。

しかし、このような集団意識が悪いかと言われると実は必ずしもそうではありません。昨今の新型コロナウイルスの流行においてアメリカではマスクの着用の強制を「自由の尊重に反する」と主張してマスク着用に従わない人が多いですが、日本では「みんなマスクを付けているから自分も付けなければならない」といった意識からマスク着用の要請に従っている人が多いです。このように良い方向に働く場合もあります。

何故自分の意見を持つことが大事なのか

自分の意見を言わないで他人の目を伺うことを意識していると、議論する場において意見のブラッシュアップよりも空気を読むことの方が優先されてしまいます。

このような問題点は、有利な多数派を見極めそれに反対する少数派を敵だと考え厄介者扱いする流れへと繋がってしまいます。しかし、現代社会において話し合われる問題には確実に正解と言える物が存在しません。それぞれが意見を出し合い議論を進めることによって「より正しい答え」を導き出せることが本当に求められていることなので、自分の意見を持つことが大事なのです。

周囲に流されないために必要なこと

ではこういった同調圧力に流されずに意見を持つためにはどうすれば良いのでしょうか?そのために必要な3つのポイントを紹介していきます。

様々な知識や経験を身につける

何かの決断をするときにその判断材料として頼りになるのは自分の今までの知識や経験になります。これらの積み重ねが不足していると視野が狭まって様々な可能性を考えることが出来ません。視野を広げるには「いろんな分野に興味を持ってみる」「多様な価値観や年代の人と会話する」の2つを意識してみましょう。

いろんな分野に興味を持ってみる

日常的に目にする物に対して興味や疑問を持って情報を調べるようにしましょう。例えば、ニュースや新聞を見たときに自分では知らない情報が流れたりすることが多いと思います。そのときに流れてくる情報を受け取るだけでなく、どういうことなのか自分で積極的に調べてみるようにしましょう。これを続けることでいろいろな情報を調べる習慣が身につき常に新しい情報を手に入れられるようになります。

また、自分が今までしてこなかったことを体験しに行ってみるのも良いです。いろんな所に外出したりすることで自分が今まで知らなかった世界を知って視野が広がるかも知れません。

多様な価値観や年代の人と会話する

自分と同じような意見や価値観を持っている人達のコミュニティにいれば衝突が少ないため安心するかも知れませんが、それだと自分の思考を偏らせてしまいます。そうならないために普段はあまり関わらないような人と話してみましょう。

同年代だけじゃなく自分の先輩や後輩だったり、仕事だったら自分とは違う部署の人や違う業界で働いている人と関わってみることで新しい知見を得ることが出来るかも知れません。

クリティカルシンキングをする

自分の意見を持つためには物事の本質を見極める思考力が必要になります。そこで有効なのが「クリティカルシンキング」です。これが出来るようになることで主観や固定観念をなくして物事の矛盾や欠点を洗い出し、問題解決や意思決定の効果を高めることが出来るようになります。

クリティカルシンキングの鍛え方はこちらの記事にて詳しく紹介しています。

VUCAを乗り越える!問題解決の鍵となるクリティカルシンキングとは

課題に直面したとき直感的に考えて行動してしまうとうまくいかない可能性が高く、成果に繋がりません。解決困難な問題が沢山ある現代社会では限りなく正解に近づくために正しく問題を分析する力が必要です。そのために必要になってくるのがクリティカルシンキングです。 そこで今回はクリティカルシンキングの必要性と鍛え方を紹介していきたいと思います。

VUCAを乗り越える!問題解決の鍵となるクリティカルシンキングとは

https://cfcmedia.jp/article/65996919-ca81-4471-976e-cbb2a5736ffb

自分の意見の根拠を言語化できるようにする

自分で意見を出したときには必ずその理由・根拠を言語化できるようにしましょう。「なぜそう思ったのですか?」と言われて「なんとなく」としか答えられないのではちゃんとした意見とは言えません。物事を直感ではなくちゃんとした理由を持って考える習慣を作る必要があります。

そのために、日常的に自分が行う行動に対してその根拠を考えてみるようにしましょう。例えば、お昼ご飯に何が食べたいかを考え、なぜそれにしたのかを自分で掘り下げていってみましょう。こうすることで根拠を考える癖を身につけることが出来ます。

まとめ

自分の意見を持てるようになることはとても難しいことです。周りの意見に合わせるのは楽なことかも知れませんが、今後は自分で考え行動していく姿勢が大事になってくるでしょう。今回の記事を参考にぜひ自分で意見を持つということを意識してみてください。

【ライタープロフィール】

現役のエンジニア・ライター・マルチクリエイター 実際にエンジニアとして日々プロジェクトを運営している経験を活かして、読者の皆様に寄り添った記事発信を心がけています

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