C4C

To All Creators

Articles
SNS

公開日 2022/3/28

勉強時間がゼロだった人間が毎日10時間以上の勉強を出来るようになった方法

article thumbnail

新しいことの勉強を始めようと思って始めてみてもやる気が長続きしなくて結局勉強が続かないという経験を何度もしたことがあるという人はいませんか?

大学生や社会人になってからは「自分のスキルアップのために資格を取ってみよう」と勉強を始める人もいると思いますが、今まで勉強をする習慣がなかった人はちゃんとしたコツを知らないとやる気だけ空回りしてしまいうまくいかなくなってしまいます。そこで今回は毎日10時間以上勉強が出来るようになる習慣のコツを体験談とともに紹介していきます。

そもそも習慣とは

日常生活において、「朝ご飯を食べた後に歯磨きをする」「家を出るときに鍵をかける」「風呂に入った後に保湿をする」など毎日必ずする行動が習慣で、人間は習慣化された行動を無意識に行うことが出来ます。

何度も繰り返し行っている行動は脳が「この次はこの行動をする」とパターンを段々と覚えていくため毎回行動に移すときに考えたりやる気を出したりする必要が無くなり効率化されていきます。

また習慣は「ウィルパワー」と多くの関係があります。

「ウィルパワー」とは何かしらの決断をするときに必要な力のことです。例えば「今日は何を食べよう」「何の遊びをしよう」といった意思決定をするときにウィルパワーは消費されていきます。このウィルパワーは使える容量が決まっていて日常生活で毎回使用していると大事なことを決めるときに本領を発揮できなくなってしまいます。

そこでウィルパワーを節約するために習慣が役に立ってきます。習慣化をすれば行動するときに毎回無意識で行うことが出来るため今まで消費してきた分を節約することが出来ます。

週4回以上の頻度が習慣化にしやすい

習慣化に繋げるのに最も大事な要素は**「頻度」**です。毎日やるようなことは段々と心理的抵抗を感じなくなりますが、時々やることは面倒くさく感じてしまいます。なので、週に1回勉強するよりも毎日続けていく方が習慣化がしやすくなります。

この習慣化と頻度の関係についてビクトリア大学の研究者が研究を行いました。ジムに通い始めた111人の人達を12週間観察した結果、1週間でジムに通う回数が多いほどジムに通う習慣が出来やすくなることがわかりました。特に週4回以上の頻度で通っていると習慣になる確率が高くなるそうです。

勉強をするときは同じ量でも1回で終わらせずに週に4回以上に分けて勉強するように心がけてみましょう。

行動によって習慣化の難易度が変わる

実は習慣は行動によって難易度が変わってきます。習慣化コンサルタントの古川武士氏の『30日で人生を変える「続ける」習慣』によれば習慣化の難易度は3つに分けられます。

レベル1 行動習慣

これは日々の日課や行動習慣を意味しています。例えば、勉強、日記、片付け、節約、家計簿を付けるなどの習慣です。……(中略)......習慣化への期間は1ヶ月を必要とします。

レベル2 身体週間

これは身体のリズムに関わる習慣です。たとえば、ダイエット、運動、は良き、禁煙、筋トレなどの習慣です。……(中略)......習慣化への期間は3ヶ月を必要とします。

レベル3 思考習慣

これは思考・正確に関わる習慣です。たとえば、論理的思考力、発想力、ポジティブ思考、ストレス発散思考などの習慣です。……(中略)......習慣化への期間は6ヶ月を必要とします。

古川武士氏『30日で人生を変える「続ける」習慣』(日本実業出版社) 2010年 35-36頁

ここからわかるように勉強は一番低いレベル1に分類されて**習慣化に一ヶ月程度を必要とします。勉強の習慣化にはまず一ヶ月の期間で見積もって挑戦してみましょう。

習慣化の方法

習慣化するためには脳がパターンを覚えるまで何度も勉強を繰り返し継続していかなければいけません。では勉強時間がゼロだった人が勉強の習慣を身につけるまで勉強を続けるにはどのようにしていけばいいのかを紹介していきます。

勉強する目的を明確にする

勉強をする上で何のために自分が勉強をするのかと言うことを明確にすることはとても重要です。ゴールを持って勉強をすることは将来の理想の自分になりたいというモチベーションになるので、勉強する意欲向上へと繋がります。

例えば、英会話の勉強を始めたとしても目標が曖昧で「なんとなく必要そうだから」というだけではなぜ勉強する必要があるのか段々と自分でわからなくなって「別にやる必要ないんじゃないか?」と考えてしまいます。もっと具体的に「海外の人と話してみたい!」「海外に移住したい!」「映画を字幕無しで見れるようになりたい!」と設定すればそれがモチベーションになり、どんな勉強が必要になるかの把握にも繋がります。

自分は大学受験の時に大学合格後に楽しいキャンパスライフを送ることや良い大学に行って良い会社に就職し高収入になることを想像しながら勉強のモチベーションを維持していました。あまりに現実からかけ離れすぎていると理想の自分になる実感が湧かないので現実的な範囲で将来の理想の自分を想像しながら勉強してみるとよいでしょう。

毎日5分でいいから続ける

毎日の勉強の目標は自分で達成可能な範囲で設定するようにしましょう。今まで勉強をあまりしてこなかったという人が「毎日6時間勉強する」という目標を立てても、最初の数日は続いても長期的に続けるのは難しいです。毎日5分でも十分なので、今の自分が無理しないで続けられる時間はどのくらいかを把握して適切な勉強時間を設定していくと良いです。

毎日たったの5分の勉強で何か変わるのか?と思う人もいるかもしれませんが、少しずつの勉強でもしてこなかった人とは必ず差がつきます。自分は少しずつ勉強を始めて1〜2ヶ月たった辺りからどんどん勉強に集中できる時間が長くなって時間がある日は10時間の勉強でも苦に感じなくなりました。

続けるのが苦に感じる人は最初は自分が好きな範囲の勉強を続けるとモチベーションが保ちやすくなるので試してみてください。

学習の全体像をつかむ

新しい勉強を始めるときは新しい参考書を前から順番に適当に解いていくよりも、ある程度の全体像を把握してから計画的に勉強した方が効率が良いです。

前から順番に全部理解していこうとすると難しい内容の部分で挫折してしまうかも知れません。大雑把でいいので全体を把握しておけば「ここは必ず理解しなければいけない重要な部分で、ここは必要になったときに勉強すれば良いから飛ばしても大丈夫」といったようにとっかかり方がある程度わかってきます。

また、今自分がどこら辺の勉強をしていて達成率は何%と把握できればゴールまでの道筋が見えてモチベーションに繋がります。

スマホやゲームなどを制限しすぎない

勉強の妨げにならないようにスマホやゲームなどの娯楽をいっさいやらないようにする人はいるかもしれませんが、このような娯楽が習慣の一部になってる人にとっては極端な制限をすると良くない影響が出てしまいます。

脳は急激な変化を嫌うので、習慣をいきなり制限すると急激な変化にストレスが溜まってしまい集中力に影響が出てしまい勉強が続かなくなってしまいます。完全に制限するのではなく、ノルマをクリアしたら触っても良いと言ったようにメリハリを付けて娯楽とうまく付き合っていくようにしましょう。

まとめ

勉強時間がゼロだったとしても1ヶ月の間少しずつ勉強の積み重ねをすることで変わっていくことができます。今回紹介したコツを参考に是非取り組んでみてください。

【ライタープロフィール】

現役のエンジニア・ライター・マルチクリエイター 実際にエンジニアとして日々プロジェクトを運営している経験を活かして、読者の皆様に寄り添った記事発信を心がけています

タグ一覧

上へ戻る
SNS

©cfcmedia.jp All Rights Reserved.