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公開日 2022/4/23

VUCAを乗り越える!問題解決の鍵となるクリティカルシンキングとは

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課題に直面したとき直感的に考えて行動してしまうとうまくいかない可能性が高く、成果に繋がりません。解決困難な問題が沢山ある現代社会では限りなく正解に近づくために正しく問題を分析する力が必要です。そのために必要になってくるのがクリティカルシンキングです。

そこで今回はクリティカルシンキングの必要性と鍛え方を紹介していきたいと思います。

そもそもクリティカルシンキングとは何か

自分の意見を客観的立場から判断を出来るようにするための思考をクリティカルシンキングと言います。

物事を考える際に様々な情報を吟味して「なぜそうなったのか」「それは本当に正しいのか?」とあらゆる観点に対して批判的に問いをしていきます。こうすることで直感的に物事を判断せず、より正しい論理に繋げていくことが出来ます。

ロジカルシンキングとの関係性

似たような思考にロジカルシンキングがありますがこれは「論理の整合性がとれているかどうか」という所に観点をおいた思考法なので「そもそも前提が間違っていないか」「与えられている情報は正しいのか」「自分の主観が入っているのではないのか」といった部分までは考慮しません。クリティカルシンキングも同様に物事の本質を捉えるまでで論理の整合性までは考慮しません。

ここまでの説明だとどちらも欠点がありますが、実はクリティカルシンキングとロジカルシンキングはお互いの欠点を補い合える関係にあります。

ロジカルシンキングで論理の整合性を取ってその前提条件が本当に正しいかどうかをクリティカルシンキングで補う、といったようにこの二つがそろうことで真価を発揮します。

なぜクリティカルシンキングが必要になるのか

今ビジネスパーソンにはクリティカルシンキングが求められています。その大きな理由がVUCA時代と呼ばれる現代社会の情勢にあります。

VUCAとは「先行きが不安定な予測困難な状態」のことを意味します。昨今のテクノロジーの著しい進化、感染症の流行、少子高齢化など予測困難な事象が次々と起こり、今までの経験通りの方法では通用しなくなってしまいます。

この環境の変化について行くためには、今までの常識を捨てて新しく何が必要になるか考えられる力が必要とされます。そこで役に立つのがクリティカルシンキングなのです。

クリティカルシンキングの鍛え方

常に疑う癖を付ける

相手の話や、ニュースや新聞から得た情報などを鵜呑みにせずに、まずは「それは本当に正しいのか?」と疑ってみましょう。一朝一夕で物事の本質を見抜けるようになるのは難しいので常日頃から意識して繰り返していくことが大事です

また、疑問を解決するために思考したらそこで終わりにせず「どこかで自分の都合の良いように解釈していないだろうか?」と自分の意見を客観視してみましょう。そこで自分の考えの欠点に気づくことが出来れば次の改善へと繋がります。

問題を一つ解決してもまた新たに課題が見えてくるようなパターンはあるので、なんども疑い続けていくことを癖にしていきましょう。

自分の考え方を把握する

誰にでも考え方に偏りは出たりするものです。過去に自分が成功したときの経験や個人的価値観などが頭に強く残っていて、偏った考え方をしていないつもりでも無意識にそういった主観に引っ張られてしまうということがあります。

これを認識していないと視野が狭くなってしまい、他者の意見と食い違ったときに自分の前提が正しいと思い込んで議論がかみ合わなくなってしまうことがあります。今までの自分にとっての当たり前を否定することは難しくてなかなか違和感があって受け入れがたいという人もいますが、よりよい結果にたどり着くためには必要な作業です。

自分の思考の癖を見抜くには自分を客観的に眺めてみることが有効です。「思い込んでいることはないか?」「これは人によって価値観が変わるのではないか?」と自問してみることで気づけることがあるかもしれません。

思考に多様性を持つ

色々な人と付き合って様々な視点からの意見を得て考えてみるのはとても重要です。同じような考えを持っている人と一緒にいると居心地は良いかもしれませんが、思考が固まってしまい意見が極端になってしまいます

自分とは違うことを専門としている人と友人になったり、先輩や後輩と交流を持ったりすることで視野が広くなり、より豊かな洞察力を得ることが出来るようになります。

まとめ

クリティカルシンキングを鍛えて行くには常日頃から問い続けていかなければいけません。今回紹介した方法を参考にクリティカルシンキングの能力を高めていってください。

【ライタープロフィール】

現役のエンジニア・ライター・マルチクリエイター 実際にエンジニアとして日々プロジェクトを運営している経験を活かして、読者の皆様に寄り添った記事発信を心がけています

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