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公開日 2022/4/22

次の日のパフォーマンスを最大限に引き上げるためのナイトルーティン4選

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夜寝る前にどんな行動を行うかはとても大事です。多忙な社会人の人達は疲れて帰ってくることが多いと思いますが、その疲れが十分に取れずに翌日にも響いてしまうということもあります。

そこで今回の記事では翌日にパフォーマンスを最大限に発揮できるナイトルーティンについてご紹介します。

ナイトルーティンとは

ナイトルーティンとは夜に行う入眠儀式ことです。

きちんとしたナイトルーティンには安眠効果やリラックス効果があります。日中忙しくて疲れた日でも心身ともにリフレッシュすることができるため、翌日に疲れを引き継がないで仕事や勉強のパフォーマンスを上げることができます。

世界で成功者と知られている人の多くはナイトルーティンを行っており、例えばマイクロソフトのビル・ゲイツ氏やアマゾンのジェフ・ベゾス氏は夜にそろって皿洗いを行っています。たかが皿洗いと思うかも知れませんが、自律神経研究者の第一人者である順天堂大学医学部教授小林弘幸先生によれば皿洗いをすることによって自律神経を整える効果があると最近の研究でわかっています。

おすすめナイトルーティン

入浴をする

入浴をすることで身体の体温を寝る前の状態と同じようにすることができます。

人間の体温は一定の時間で上がったり下がったりとリズムを持っていて、睡眠にも大きく関係しています。人の身体は寝る前に体温が下がっており、これによって眠気が引き起こるようになっています。良い眠りのためには体温を下げる必要がありますが、そこで重要なのが入浴です。

入浴によって血行が促進され体温が上昇しますが、これは一時的なもので入浴後には血管が開いた状態になっていて身体から熱が放散されやすい状態になり体温が下がっていきます。つまり、入浴をすることによって体温を下げやすくすることが出来るわけです。

入浴するときは39°C〜40℃程度のぬるめの温度で15分ほど入浴するのがおすすめです。42℃以上の熱すぎるお湯につかってしまうと交感神経が活発になってしまい眠りづらくなってしまうので気をつけましょう。入浴のタイミングとしては就寝する1〜2時間前がベストなタイミングとされています。

アロマを嗅ぐ

アロマを嗅ぐことでリラックス効果があることは科学的に証明されています。特にラベンダーとセドロールの香りはリラックス効果を大きく期待できます。

ラベンダーの香りに関しては以下のような実験結果が出ています。 『日本看護研究学会雑誌』(2000年)に掲載されている実験では被験者に対して以下のような状態でどのような効果が出るかを測定しました。

  • (1)ラベンダーの香りを吸入
  • (2)ローズマリーの香りを吸入
  • (3)シトロネラの香りを吸入
  • (4)香り無し

それぞれの状態で10分たった後に血圧、皮膚の電気抵抗などを測定した結果、ラベンダーの香りを嗅いでいたグループは他に比べてはっきりと交感神経の活動低下が確認されたそうです。

また、大学生を被験者とした睡眠時の脳波実験でラベンダーの香りがついた布団で眠ってもらったところ、通常時よりも深い睡眠を取れたという結果が出ました。

また、ヒノキ科やスギ科の樹木の香りに含まれるセドロールという物質については以下のような実験が行われました。

大学生の被験者に就寝2時間前から就寝2時間後までセドロールの香りを嗅いでもらったところ、嗅がなかったときに比べて寝付くまでの時間が45%短くなるという結果になり、さらに夜中に目覚める回数も減っていたそうです。

アロマの香りでリラックスや良い睡眠を取りたいと思ったらこの二つの香りを使ってみると良いでしょう。

感動で涙を流す

感動して涙を流すことはストレス解消に効果的です。映画などを見て泣いた後にスッキリ感じる経験をしたことがある人はいると思います。

脳生理学者の有田秀穂氏によれば、感動して泣くと脳の中で共感などを担う前頭前野が活性化します。

泣いた後は本来交感神経が活発になるはずですが、前頭前野が刺激されて泣いたときだけ副交感神経が働いていることがわかっています。情動的に泣いた後にスッキリするのはこのためです。

また、感涙療法士の吉田英史氏によれば感動的な涙を流すことによってセロトニンという脳内物質が分泌されます。このセロトニンが睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促進するので、涙を流すことは良い睡眠を取るのに有効的です。

このような感動して涙を流す「涙活」を定期的にしてみると良いでしょう。

リラックス効果のある音楽を聴く

雨音や波音、川のせせらぎ、小鳥のさえずりといった自然音によく含まれるとされている「1/fゆらぎ」という波形にはリラックス効果があるとされています。1/fゆらぎにはα波という脳波を多く足す状態にしてくれます。このα波が出ることによってベータエンドルフィンというリラックス効果のある快楽物質を脳に分泌してくれます。

音楽療法などを研究する伊藤輝子氏によると以下の音楽は1/fゆらぎが強い曲とされています。

  • グノー「アヴェ・マリア」
  • マスネ「タイスの瞑想曲」
  • リムスキー=コルサコフ「インドの歌」
  • パガニーニ「カンタービレ」

また、イギリスの音楽療法学会が研究した結果、マルコ・ユニオンが作曲した「Weightless」という音楽が科学的に最もリラックス効果があるという実験結果が出ました。

寝る前に是非音楽を聴いてみる時間を取って試してみてください。

すると良くないルーティン

安眠効果やリラックス効果のあるルーティンをご紹介してきましたが、そのほかにやってはいけないルーティンについてもご紹介します。これをやってしまうと睡眠の妨げになってしまうなどの効果があるので気をつけましょう。

スマホやパソコンなどを見る

これらから発せられるブルーライトという特殊な光には人間の脳を活性化させる働きがあります。

ブルーライトには睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑える効果があるので、就寝前までスマホやパソコンを見続けてしまうことによってメラトニンが分泌されず脳を寝るための状態にすることができません。

就寝前には電子機器を見ないようにして別のルーティンをして過ごすように気をつけましょう。

就寝前に食事を取る

就寝時に胃の中に食事が残っている状態だと身体が消化を優先して交感神経が活発になってしまうため睡眠の質が下がり脳が十分に休まらなくなってしまいます。一回の食事の消化にかかる時間が大体3時間といわれているのでそれまでには食事を終わらせるようにしましょう。

まとめ

夜寝る前にナイトルーティンを取り入れることで普段以上に成果を発揮できるようになります。今回の記事を参考に是非夜の過ごし方を変えてみてはいかがでしょうか。

【ライタープロフィール】

現役のエンジニア・ライター・マルチクリエイター 実際にエンジニアとして日々プロジェクトを運営している経験を活かして、読者の皆様に寄り添った記事発信を心がけています

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